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住宅ローン、借りられる=借りていい、は危険信号!フルローンで後悔しないための「まいたけ流」心得

 

皆さん、こんにちは!建材をこよなく愛する男、まいたけです。

突然ですが、皆さんにとって「夢のマイホーム」ってどんなイメージですか? ピカピカの新しいキッチン、広々としたリビング、こだわりの建材に囲まれた空間…想像するだけでワクワクしますよね!

でも、その夢を叶えるために避けて通れないのが住宅ローンです。

近年、共働き世帯の増加に伴って、夫婦で収入を合算してローンを組む**「ペアローン」や、頭金なしで物件価格の全額を借り入れる「フルローン」**を選ぶ家庭が増えています。

「え、こんなに借りられるの!?」って驚くほどの金額を提示されて、「これなら憧れのマイホームが手に入る!」と舞い上がってしまう気持ち、すごくよく分かります。

でも、ちょっと待ってください!

住宅ローンは、「借りられる金額」と「無理なく返せる金額」がイコールではないんです。

例えるなら、そうですね…

  • あなたは今、目の前に美味しそうな高級寿司の食べ放題があるとします。お財布にはたくさんお金が入っていて、「好きなだけ食べていいですよ!」と言われている状態です。

  • でも、いくら食べ放題だからといって、目の前にある寿司を全部食べられますか? 食べられますよね? でも、後でお腹を壊したり、胃もたれして苦しんだりするかもしれません。

これと一緒で、住宅ローンも「借りられる」からといって、その上限まで「借りていい」わけではないんです。

このブログを読んでくださっている皆さんには、まいたけから強くお伝えしたい。**「余裕を持って借りることの重要性」**について、一緒に考えていきましょう。


 

「借りられる金額」の罠!見えない出費は潜んでいる

 

金融機関が提示する「借り入れ可能額」は、あくまで皆さんの現在の収入や勤続年数などを基に算出された、**「最大限度額」**です。そこには、将来発生するかもしれないリスクや、住宅を維持していく上で必要になる費用は考慮されていません。

 

1. 金利変動リスクの備えは万全?

 

変動金利型の住宅ローンを選んだ場合、将来金利が上昇する可能性があります。今は低金利だから大丈夫…と思っていても、数年後、数十年後に金利が上がって、毎月の返済額がグッと増えてしまう可能性はゼロではありません。

これは、例えるなら**「晴れた日のドライブで、まさかの集中豪雨に遭遇する」**ようなものです。出発するときは快晴で、まさか雨が降るなんて思わないですよね? でも、もしもの時にワイパーが壊れていたり、視界が悪くなったりしたら、事故につながる危険性があります。

余裕のある返済計画を立てていれば、金利が少し上がったとしても、家計が破綻することなく対応できます。

 

2. 突発的なメンテナンス費用にご用心!

 

新築のうちはピカピカですが、家も人間と同じで年数が経てばあちこちガタがきます。外壁の塗り替え、屋根の補修、給湯器の交換、水回りのトラブル…これらには数十万~数百万円といった費用がかかることも珍しくありません。

これはまるで、**「健康診断で異常なしだったけど、いきなり盲腸炎になる」**ようなものです。普段は元気でも、いつ何が起こるか分かりません。

フルローンで住宅ローンを目一杯借りていると、いざという時に貯蓄が足りず、困ってしまう可能性があります。計画的に修繕費用を積み立てるか、万が一のための資金を確保しておくことが大切です。

 

3. ライフステージの変化も考慮してる?

 

お子さんの誕生、進学、転職、病気やケガ…人生には予測できない変化がたくさんあります。収入が一時的に減ったり、教育費が増えたりと、家計を圧迫する可能性も十分に考えられます。

これは、**「マラソンで序盤飛ばしすぎて、後半バテてしまう」**ようなもの。最初から全力疾走でローンを組んでしまうと、いざという時に息切れしてしまいます。

これらの「見えない出費」や「予測できない変化」に対応できるだけの余力を持っておくことが、安心して住宅ローンを返済し続ける上で非常に重要なんです。


 

「借りられるだけ借りましょう」と言うハウスメーカーの危険性

 

まいたけが最も言いたいのはここです。

皆さんの夢のマイホームを建てるパートナーとなるハウスメーカー工務店選びは、本当に重要です。多くの営業担当者は皆さんの味方になって、親身に相談に乗ってくれるはずです。

しかし、中には**「借りられるだけ借りましょう!」「今ならフルローンでも大丈夫ですよ!」**と、デメリットを伝えずに安易にフルローンを勧めてくる営業担当者がいるのも事実です。

なぜ彼らはそう言うのか? 簡単です。借り入れ金額が大きくなればなるほど、皆さんが建てられる家のグレードが上がり、結果としてハウスメーカーの売上も大きくなるからです。

もちろん、彼らも商売ですから利益を追求するのは当然です。でも、もし皆さんが将来、住宅ローンの返済に苦しむことになったとしても、彼らは責任を取ってくれません。

これは、例えるなら**「プロの料理人が、お客様の体質やアレルギーを知らずに、ただ高級な食材を勧める」**ようなものです。お客様の健康や将来を考えていれば、本当に必要なもの、体に合ったものを提案するはずですよね。

まいたけからの強いメッセージです。

  • 住宅ローンに関するデメリットやリスクを包み隠さず話してくれるか?

  • 将来のライフプランや家計の変化についても一緒に考えてくれるか?

  • 無理のない返済計画を提案してくれるか?

これらのポイントをしっかり見極めてください。もし、これらの質問に対して曖昧な答えしか返ってこなかったり、やたらと高額なローンを組ませようとしたりするハウスメーカーであれば、一度立ち止まって考え直すことを強くお勧めします。


 

「借りる」ではなく「返せる」を基準に!まいたけ流「安心ローン術」

 

では、どうすれば安心な住宅ローン計画が立てられるのでしょうか? まいたけからの「安心ローン術」を伝授します。

  1. 手取り月収の25%以内を目安に! これはあくまで目安ですが、毎月の住宅ローン返済額は、手取り月収の25%以内に抑えるのが理想的だと言われています。これなら、生活費や貯蓄に回す余裕も生まれます。

  2. ボーナス払いには慎重に! ボーナス払いを組み込むと、毎月の返済額は減りますが、ボーナスは景気によって変動しやすいものです。ボーナスが減額されたり、支給されなかったりした場合、一気に家計が苦しくなる可能性があります。できるだけボーナス払いに頼らない計画を立てましょう。

  3. 頭金は多ければ多いほど良い! 頭金を多く入れることで、借り入れ金額を減らせるだけでなく、金利負担も軽減できます。また、いざという時の安心材料にもなります。

  4. 将来のシミュレーションをしてみる! お子さんの進学時期や、定年退職後の生活など、将来のライフイベントと照らし合わせて、家計がどう変化するかシミュレーションしてみましょう。金利が1%上がったら、返済額がいくら増えるのか、なども確認しておくと良いでしょう。

  5. 信頼できるプロに相談する! ハウスメーカーの営業担当者だけでなく、中立的な立場のファイナンシャルプランナー(FP)や、複数の金融機関の担当者に相談してみるのも良いでしょう。様々な視点からの意見を聞くことで、より自分に合った最適なプランを見つけられます。


 

最後に

 

マイホームは、人生で一番大きな買い物と言っても過言ではありません。だからこそ、後悔しない選択をしてほしいとまいたけは心から願っています。

「借りられるから借りる」ではなく、「無理なく、安心して返していける金額」を基準に、賢く住宅ローンを組みましょう。そして、皆さんの夢のマイホームが、将来にわたって家族の笑顔で溢れる場所になることを願っています。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!