こんにちは、建材愛好家の「まいたけ」です。
「新しい床材、何にしよう…?」
リフォームや新築で、床材選びに悩んでいる方、多いんじゃないでしょうか?
中でもよく比較されるのが、
**フローリング(木質系)**と
クッションフロア(塩ビ系シート)
見た目の高級感ならフローリング。掃除のしやすさならクッションフロア。
――と、聞いたことがあるかもしれません。
でも本当にそうでしょうか?
今日は、**“見た目”と“耐久性”**という2つの軸から、ガチ比較していきます。
👀【1】見た目勝負:本物感 vs 印刷技術
✅フローリング(特に無垢・突板)
木の質感、光の反射、節のバラつき…
どれを取ってもやっぱり**「本物の木」**の持つ圧倒的な存在感はスゴい。
特に無垢フローリングになると、1枚1枚違う表情が出て、“木の個性”が空間に深みを与えます。
高級感、温かみ、ナチュラル感という点で言えば、やはりフローリングに軍配が上がります。
✅クッションフロア(CF)
でも最近のクッションフロア、本当にリアルなんです。
木目調は当たり前、石目調・タイル調・テラコッタ柄まで、まるでプリンター界の職人技。
🥷「偽物だけど、プロが見ないと分からない」
そんな忍者のような存在。
遠目にはフローリングと見分けがつかないレベルで、集合住宅や店舗の床材としても愛用されています。
ただし、近くでじっくり見るとやはり「印刷された木目感」や「継ぎ目の薄さ」は否めない。
“質感”という勝負ではフローリング優勢でしょう。
🛡【2】耐久性勝負:メンテナンスと長持ち度
ここで意外な展開が起こります。
✅フローリング
木材はデリケート。
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水に弱い(膨れる・変色する)
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引っかき傷がつきやすい
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ワックスやオイル仕上げが定期的に必要
特にペットや小さなお子さんがいる家庭では「フローリングは傷だらけ…」という悩みも。
高温多湿な日本の気候では、膨張・収縮による目地のズレやきしみも起こりがちです。
✅クッションフロア
見た目はフェイクでも、実用性はホンモノ。
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水に強い:お風呂あがりの足で歩いてもOK
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汚れに強い:油汚れも水拭きでサッと落ちる
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衝撃に強い:柔らかくてへこみにくい加工タイプも多い
耐久性、掃除のしやすさ、衛生面で考えると、クッションフロアの圧勝と言っても過言ではありません。
🍄まいたけ的たとえ話:高級革靴 vs 防水スニーカー
フローリングは、いわば高級革靴です。
履き心地もいいし、見た目も美しい。でも水たまりは苦手で、丁寧なケアが必要。
一方、クッションフロアは防水スニーカー。
どんな道でも気にせずガンガン歩けて、多少汚れてもすぐ拭ける。
「今日、泥道を歩く予定ある?」
という暮らしの前提を見直すと、どっちを選ぶべきかが見えてきます。
📌まとめ比較表
| 項目 | フローリング | クッションフロア |
|---|---|---|
| 見た目の高級感 | ★★★★★ | ★★☆☆☆〜★★★☆☆ |
| 本物の質感 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| 耐水性 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| 耐傷性 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| 掃除のしやすさ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
| メンテナンスの手軽さ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
| 初期コスト | 高め(㎡1.5万〜) | 安め(㎡3000〜5000円) |
🧠結論:あなたの生活スタイルが、勝者を決める
とくに最近は「脱衣所だけCF、他は木質フローリング」というハイブリッドスタイルも人気です。
📝最後に:まいたけからの床材選びアドバイス
「見た目か実用性か…」
この悩み、実は料理の器選びにも似ています。
高価な漆器は食卓に華を添えるけれど、普段使いには割れにくい陶器がいい。
素材を選ぶというのは、生活の価値観を選ぶということ。
そんな視点で、床材選びを楽しんでいただけたら嬉しいです!
※本記事は建材愛好家の個人的見解に基づいています。施工内容・耐久性は製品ごとに異なりますので、メーカー仕様や業者の説明を十分にご確認ください。
次回予告:「床暖房との相性、ベストな床材はどれ?」をお届け予定です!