どうも、「水回りより先にサッシを見る男」こと、建材ブロガーのまいたけです。
今日は新築検討中の方が意外と深く考えていないけど、実はめちゃくちゃ大事なポイントについて書きます。
それが……「サッシ(窓枠)の素材選び」!
❓そもそも「サッシ素材」って何があるの?
新築住宅のサッシ素材、主に次の3種類に分かれます。
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| アルミ | 軽くて強く、長寿命。ただし断熱性は弱い |
| 樹脂 | 高断熱で結露しにくい。やや重く、紫外線に注意 |
| 複合(アルミ+樹脂) | 外がアルミ、内が樹脂。いいとこ取りのハイブリッド |
なかでも最近注目されているのが、樹脂サッシ。
「断熱性能がいい!」「結露しにくい!」「省エネに貢献!」とカタログには輝かしいワードがずらり。
でも実際は**「万能ではない」**ということを、今日はしっかりお伝えしたいのです。
🔍アルミサッシの特徴とメリット
✅ 軽い・強い・劣化しにくい!
アルミは金属なので、**熱には弱い(断熱性が低い)**のが弱点ですが、
雨風・紫外線に強く、長期間にわたって変形しにくいという圧倒的な耐久性があります。
例えるなら、アルミサッシは「昭和の頑固親父」。
冷たく見えて実は家を守ってくれる頼れる存在です。
✅ 実績が豊富!
1960年代から使われ続けてきたアルミサッシは、すでに60年以上の実績があります。
30年、40年たっても枠がゆがんだり、開閉できなくなったりしにくい。これ、実はすごいことです。
❄️樹脂サッシの特徴とメリット
✅ とにかく断熱力が高い!
アルミの熱伝導率が「約200W/mK」に対して、樹脂はわずか「0.2W/mK」。
その差、なんと1000倍!
つまり、外の暑さ寒さをガッチリ遮断してくれるんです。
冬の寒さに震える地域や、エアコン効率を高めたい方にはピッタリ!
例えるなら、樹脂サッシは「冬場のあったかフリース」。
着た瞬間「これしか勝たん!」って思うあの感じです(笑)
💬でも実は…樹脂サッシの「盲点」も知っておいて!
ここからが本題。
カタログや営業トークではあまり触れられない、樹脂サッシの注意点――
それは、**長期耐久性の「不確実性」**です。
⚠️【デメリット】30年、40年の耐久性が“まだ未知数”
樹脂サッシの歴史はまだ浅く、日本国内では普及し始めて10〜15年ほど。
つまり、30〜40年使った時の「経年劣化データ」がないのです。
特に問題視されているのは、以下のような点:
-
紫外線による素材の劣化・変色
-
熱膨張による開閉不良や歪み
-
長年の風圧で起きる撓(たわ)み
現時点では「理論上は大丈夫」と言われていますが、
アルミのように「40年間ノーメンテでも全然平気」かは、まだ分かりません。
📌「築35年のアルミサッシはビクともしないのに、樹脂サッシは…?」という時代が来る可能性もゼロではないのです。
💡まいたけ的アドバイス:ライフスタイル別で選べ!
| ライフスタイル | 向いているサッシ素材 | 理由 |
|---|---|---|
| 寒冷地で冬が長い | 樹脂サッシ | 断熱性が最重要課題 |
| 温暖地域で潮風が強い | アルミサッシ | 劣化に強く、塩害にも対応しやすい |
| バランス重視 | アルミ樹脂複合サッシ | 見た目・断熱・耐久性のトータルバランスが良い |
📌おすすめは「複合サッシ」の採用。
内側はあったかくて、外側はカチッと耐久性があって…まさに“いいとこ取り”です!
🔚まとめ:今だけでなく「30年後」を見据えて選ぼう!
✅ アルミサッシは耐久性・実績重視の堅実派に◎
✅ 樹脂サッシは断熱性重視で冬の快適性が魅力
✅ ただし30年超の耐久データはまだ不明確
✅ バランス派はアルミ樹脂複合サッシが吉!
☕おわりに
窓って、ただ「開け閉めするもの」じゃなくて、家の快適性を左右する超・重要パーツ。
そのサッシ素材をどう選ぶかで、毎日の室温・結露・光熱費・メンテナンス負担が全然変わってきます。
ぜひ今だけじゃなく、20年、30年先も見据えた素材選びをしてみてくださいね🌿